イチゴ

イチゴの生態

イチゴはバラ科の植物であり、厳密には果物ではなく野菜に分類される植物である。3〜6センチほどの赤い実をつけるが、それらは花托と呼ばれる茎の一種であり、本来の果肉は種のように見える部分(痩果)である。
可食部にはビタミンCを多く含み、高血圧予防の効果があるとされる。また繊維質やキシリトールを含むため整腸効果や虫歯予防効果も見込めるとされる。ミルクやヨーグルトと合わせた生食やジュース、ケーキ、洋菓子への利用が多い。熱に弱い事でも知られ、型崩れやビタミンCの崩壊が懸念されることから缶詰にされることは少ない。

 

様々な名前を持つ「名無し」のフルーツ

 

日本国内ではブランド化が非常に活発であり、新品種への交配が意欲的に行われ、新品種は知的財産の概念が導入されるなど国際的に保護されている。確認されているだけでも日本国内に150を超える品種のイチゴが存在しているが、その本来の名の由来は明らかにされていない。日本書紀などには「いちびこ」という記載があり、それらが古語であると推測されている。現在のイチゴ(オランダイチゴ)が輸入されるまでは一般に野イチゴやキイチゴを称してイチゴと呼んでいた。英語では「strawberry」と呼ばれるが「straw」(藁)の部分が栽培方法、販売方法、生態、繁殖のどれに由来するのかは明確にされていない。