ウンシュウミカン

ウンシュウミカンの生態

ウンシュウミカンは日本で多く栽培される果物であり、ミカン科の作物である。原産地はその名の通り中国の温州であると推察されていたが、現代では鹿児島が原産地であるという説が有力である。温暖な地域を好み、バナナと並び日本で最も消費量の多い果実の一つである。愛媛県、和歌山県などが名産地として知られており、ブランド化や品種改良も盛んに行われている。ウンシュウミカンにはビタミンCの他、食物繊維、クエン酸が多く含まれており便通を良くする効果に加え、整腸作用も期待できる。白い筋に含まれるヘスペリジンには動脈硬化を予防する効果があるとされている。また、ウンシュウミカンにはオレンジ色の色素を構成するカロテノイドが含まれるため、大量に食べると一時的に皮膚が黄色くなることでも知られている(健康に害はない)。

 

オレンジが「Satsuma」「Mikan」となるまで。

 

ウンシュウミカンは欧米では「Satsuma」「Mikan」などと呼称される。柑橘類はインドを原産とし、ヨーロッパを経て「オレンジ」として世界に伝播したが日本へは中国経由でキシュウミカンが輸入され、それが品種改良を重ねたうえでウンシュウミカンとして結実したとされている。現代ではオレンジを多く輸出するアメリカとの間ではしばしば輸出入量に関して軋轢が生まれており、販路拡大のため東アジアへ積極的に輸出されている。